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06/12
2016

「日本酒」表示が純国産に!?

 

nihonnsyu財務省は日本酒とは「国産の米や水を原料とし、日本国内で製造された清酒」と定義づける方針を発表。一斉に報道がされていました。

美味しい和食店に行くと雰囲気もあり、やはり日本酒を飲みたくなりますね。

日本酒の価値が世界で高まる、日本人としては今更ながら日本に取ってプラスで良かったと思われたかもしれません。国産日本酒というブランドを守るためには必要なことと思います。しかしながら実は問題?疑問?があり、業界の不安を煽っていたりいます。

日本酒は単純に大きく分けて二種、醸造アルコールを添加しない純米酒と醸造アルコールを添加したアルコール添加酒があり、この醸造アルコールの原料に海外産のサトウキビなどが使われています。今回の定義付けによって、海外産の原料を使った醸造アルコールを使っているアルコール添加酒のお酒は日本酒とは名乗れなくなってしまうのではないか?もちろん、酒税法上の「清酒」と表記上で定義付けされた「日本酒」は別のことです。

現在アメリカで消費されている日本酒の八割はアメリカ産といわれています。 今回の決定で海外産の日本酒は「日本酒」表記することが認められなくると思われます。ワインが世界各国で生産され、世界に浸透したように、 日本酒が海外において消費されていくためには、海外での日本酒の存在が重要でだと思いますが、海外産の日本酒と名乗っていたお酒は「SAKE」や「JAPANESE SAKE」となるのか、まだ明確に示されてはいないのでどうなるかわかりません。

海外産日本酒との差別化

ワインやウイスキーの様に「地理的表示」を明確にすることで価値が高まり自由競争の中で生産者が潤うことに繋がっていくことになると思います。シャンパンがシャンパーニュ地方でしか作られないように、スコッチウイスキーなど伝統がある中でジャパニーズウイスキーが高い評価を得て高値で取引されているように、いつかはアメリカンSAKEなんてこともあるかもしれません。国名付きですから日本酒は日本でしか作られない。世界中でそういうお酒は存在していないし広義のSAKEの中の日本酒、スパークリングワインの中でのシャンパンみたいに。現実世界での日本酒は海外でブームになっていると聞くことがありますが、まだまだ理解は低い、実態は日本でスムージーが流行ってる?という程度です。全体で見れば飲んでるのは極々一部の人で海外の人には日本酒と焼酎の違いはとても分かり難く、透明でアルコール度数が高く米から造られた酒と解釈されていることも多々、その定義では米焼酎と変わらないのです 。

日本酒はより遠いモノに?

日本での日本酒の生産量はアルコール全体の6%しかありません。日本で一番生産量が多いのは兵庫県、続いて京都、新潟、酒造所1軒辺りの生産量は兵庫、京都、埼玉の順です。これは日本最大の清酒メーカーが兵庫にあり、京都も有名な大手メーカーがあることが大きく、これもまたイメージと事実は違うのです。統計によると日本酒の蔵元数は平成27年の時点で全国に約1627蔵、日本酒の蔵元は減少の一途を辿っており、10年前より300軒減り、40年前からすれば半分になってしまっています。デフレといわれる物価が上がらない中での国産に拘るが故の厳しい現状があります。対し輸出数量は平成27年が18,180キロリットルと10年前の2倍に増えています。日本酒が日本のモノとしてブランド化され世界に誇る素晴らしいものになるのは嬉しい限りですが、ますます、我々の日常から遠いモノになってしまう気がするのは残念なことです。

当社の和食店舗では旬の地酒や繋がりのある蔵元などその背景や造りに拘った美味しい日本酒を御用意しております。

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